☆Charlotte Haiku Group (Japanese poetry)January, 2017 report☆
シャーロット俳句勉強会―1月度作品抄
海外会員の作品
餅焼ひて醤油のかをり母偲ぶ 千恵
田作にほころぶ笑顔父忍ぶ 千恵
初メール時差越え交はす絆かな 千恵
礼者くるカメラを見れば皆笑顔 美幸
うたた寝の膝這ひのぼる冬日射し 美幸
冬の月一番星を娶りけり 美幸
猫膝に共に過ごすも去年今年 淳子
朱の椀に丸餅ひとつ雑煮箸 淳子
箏始爪の輪少しきつくなり 淳子
収穫の夢ふところに冬田道 精孝
元日や振舞酒に夢でかく 精孝
初詣和服姿のまばらなる 精孝
シャーロット会員の作品抄
初場所やひいき力士の髷くづる きなこ
餅焼ひて焦げめの色にあれこれと きなこ
冬の旅アジアの民に幸あらん きなこ
朝日浴び庭つつきをり初すずめ イサ子
成人の日母の振り袖ゆづりつぎ イサ子
餌さがす鹿群りをり冬の庭 イサ子
人こぞりコインに託す去年今年 由美
冬の朝讃美に向かふ傘の列 由美
愛犬の今朝も尾を振る雪の道 由美
空港で待つ夫の手の冬薔薇 かずみ
晦日蕎麦今年も親子の笑ふ声 かずみ
温和しく妻言ふままの風邪籠り かずみ
白き息集めて朝の停留所 みどり
初声を聞き流しゐる床の中 みどり
初市のこゑで始まる里の朝 みどり
マント着の和装乗り込む銀座線 桜子
兄の焼くパンに甘えの寝正月 桜子
人の日の暮れてかすかな湯音かな 一広
冬怒濤律儀に耐へて波ごろし 一広
雪乗せてユ―ターンラッシュの子沢山 一広
俳句は難しくて自分には無理!と思っていらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。まずは興味をもつことから…俳句を詠んでみたいな、と思った方はぜひお気軽にご相談ください。
お問い合わせ先:KAZU SUZUKI
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