シャーロット俳句勉強会 -1月度作品抄 2024

新年明けましておめでとうございます。

今年は年賀状何枚届きましたか?年賀状の歴史を調べてみました。現存する日本最古の年賀状といわれるのが、平安時代の学者、藤原明衝が作った手紙の文例集「庭訓往来」の中にある正月の文例、「春の始めの御悦び、貴方に向かって先ず祝い申し候」とあります。昔から大切な人と交わされてきた年賀状。SNS等で繋がっているからとさぼりがちですが、元旦の郵便受けに届いた年賀状はやはり嬉しいものです。今年から年末には億劫がらず書いてみようと思います。                                                                                美幸

草の戸に賀状ちらほら目出度さよ  高浜 虚子

令和6年1月度の私達の作品抄です

 

元旦のめでたさどこへ能登地震    清裕

初春の八冠棋士に死角なし      清裕

人生はなるようになり春来る     清裕

清らかな除夜の鐘聞き湯に浸かる   千恵

幼子や父のお屠蘇を手でなめて    千恵

夕暮れて人無き家に冬の雨      千恵

白椿主無き庭にも凛と咲き      美幸

我が子には目までを被う冬帽子    美幸

めでたきや母には長寿も祝ふ屠蘇   美幸

先ず孫の生まれ日に〇 初暦      敬子

のどけしや父の歩みに合はす母    敬子

おさまらぬ咳に寝付けぬ夜半過ぎ   敬子

波の花岩にくだける白き舞ひ」   美和子

北の旅うさぎ飛ぶてふ冬怒涛    美和子

箱根駅伝郷の浜辺をつつぱしる   美和子

雑煮餅いくつ食べたと競ふ子ら   イサ子

三日はや健康診察受けにけり    イサ子

とどろくは令和6年初花火     イサ子

食堂から目線の高さに寒の月     桜子

看護師に見守られ食む雑煮餅     桜子

見るほどに臘梅色の増してをり    桜子

一族で乾杯一声年明くる        澄江

門松と笑顔撮影若親子        澄江

我老いて成人式の子と写真      澄江

熟柿かなこれほど迄に陽を入れて   一広

今年また新しき声初電話       一広

木の葉散る表裏無き世を探すやう   一広

お仲間募集: 俳句に興味のある方、俳句は初めての方も歓迎です。ご連絡下さい。会費、入会費は無料です。心新たに勉学に励みましょう!

鈴木一広(Kazuhiro Suzuki)Email:ka.yariho3182@gmail.com