シャーロット俳句勉強会 -4月度作品抄 2024

桜の季節となると日本中が騒ぎます。日本の花と言えば梅と決まっていましたが、いつの間にか桜に変り江戸時代後期、東京の染井村で生まれた染井吉野が主流です。でも桜はやはり吉野山、染井吉野も最初は吉野桜と呼んでいました。今年も早速友人から吉野山の情報が入りました。 一広

人は花花は人待つ吉野山     一広 

令和6年4月度の私達の作品抄です

 

朝に見て夕べに見るも花つぼみ     清裕

たちまちに花壇の主役チューリップ   清裕

棟上げの大工ほろ酔ひ春うらら     清裕

見も知らぬ鳥に出会ふや春うらら    千恵

花筏二度目の命どこへ行く       千恵

蒲公英のかや織ふきんに友の文     千恵

桜餅母がねだりの長命寺        美幸

見送りの空港デッキ鳥雲に       美幸

桜まじ明日の行く先思案中       美幸

囀りを見上げる父の背を支へ      敬子

麻痺足の具足重たし春愁ひ       敬子

雨続き心晴れるや桜餅         敬子

日の当たるポストの下の芝桜     美和子

お使いのご褒美手にある桜餅     美和子

目覚めても沈丁の香の残りをり    美和子

朝夕の気温差ひどし春の風邪     イサ子

長話時忘れをる夕永し        イサ子

春セーターピンク模様もかろやかに  イサ子

花冷えや老木ゆたり満開へ       桜子

花曇り介護のタクシー知る老舗     桜子

強東風や大木ゆれて耐へてをり     桜子

富士霊園開く弁当花吹雪        澄江

春愁やまたやり直す目の手術      澄江

木の芽和夫の笑顔今もなほ       澄江

通学路子らの目線に吊るし雛      一広

姉の雛妹に譲り子に譲り        一広

我が家では最長老となる雛       一広

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鈴木一広(Kazuhiro Suzuki)Email:ka.yariho3182@gmail.com