夏の夜というと花火が思い浮かびます。子供の頃はドラゴン、ねずみ、金魚などの花火や、手花火、線香花火などで楽しんだものでした。アメリカでは残念ながら花火は州により違法となる場合もあり、日本のように楽しむことが出来ません。歳を重ねた今、またゆったりと線香花火でもやってみたいなと思ったりします。でもアメリカには線香花火はありませんから残念です。 美和子
庭に出て線香花火や雨上がり 星野立子
令和6年8月度の私達の作品抄です
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一休みカフェは避暑地と老い仲間 清裕
蝉の声朝餉の準備急き立てる 清裕
パリ五輪ヒートアップの夏がゆく 清裕
爽やかや水面を撫ぜる風ありき 千恵
こほろぎや今宵の声も誘い鳴き 千恵
子の作る水輪に浮きて通し鴨 千恵
迎え馬くるねと母のひとりごと 美幸
秋の蝉命の限り鳴き尽くす 美幸
秋暑し文字の大きな本探す 美幸
深爪で薄皮むけぬ水蜜桃 敬子
介護疲れ母に差入れとろろ汁 敬子
この猛暑車内で詫びる墓参り 敬子
人生の初の手術日盆の月 美和子
台風来蝋燭すでに備へをり 美和子
爽やかや海の向こうに小さき島 美和子
鹿たちが先ず走りだす手信号 イサ子
両手つけ声も厳しき名古屋場所 イサ子
早起きが何よりですねと朝涼し イサ子
友と見る心浮き浮き遠花火 澄江
今年また父の命日終戦日 澄江
核家族寂しき盆の集ひかな 澄江
故郷を捨てし人やも捨案山子 一広
かりがねや終の住処で送る身に 一広
墓参背負ひし子らに手を引かれ 一広
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鈴木一広(Kazuhiro Suzuki)Email:ka.yariho3182@gmail.com