25年間の米国生活から帰国し、この時の思い出から日本文化を改めて考え直しています。
現地にはいろいろな勉強会があり、日本文化にも関係ありそうな会に入会致しました。
ガーデンクラブがその一つでした。庭の美観は人気が高く、楽しかったのですが日本人の会員は私ひとりで言葉の壁には困りました。
中には茶道や生花に興味のある方が多く、教師をする事になりました。
この時、俳句を英語で1句作ってこられた方もありましたが私には理解出来ませんでした。
俳句ではこの頃始めた勉強会が今も続き、外国で暮らす多くの日本人の方々との交流が続いています。
このご縁、生涯の宝として続けて行きたいと思っています。 桜子
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8月の作品抄です
新涼や長引きさうな立ち話 清裕
盆供養尼僧の読経朗々と 清裕
老いたるか銀杏落ち葉に足取られ 清裕
雨くれば虫の鳴き声久しうて 千恵
鳥眠る頃のお守や秋の月 千恵
つくつくし去りて辺りの静けさよ 千恵
やすらかに流れる雲や秋の空 美幸
水蜜桃食い初め膳に添えられて 美幸
新涼や穏やかな日々長かれと 美幸
立秋や父に会ふ日の近づきぬ 淳子
ライン川眩しき秋の空広し 淳子
獣道子鹿に出会ふ茸狩り 淳子
墓参り連れ行ってと父の言ふ 敬子
跨線橋娘の揺らす秋日傘 敬子
夕食の後の仏供も残暑ゆえ 敬子
富士をみて富士の麓の墓詣 美和子
産土の踊を忘れ手を鳴らす 美和子
愛犬も足どり軽き今朝の秋 美和子
秋隣介護ホームを決めにけり 桜子
生花や美しき竜胆色活けし 桜子
二刀流讃えし球場良夜かな 桜子
寝ぼけ顔化粧ほどこす今朝の秋 澄江
強風や皆で囲んで焚く門火 澄江
人格も暮らしも変えるこの猛暑 澄江
海山の神々担ぎ在祭 一広
かく飛べどあごは鳥には成り切れず 一広
屋根を打つ木の実や雨や二重奏 一広
お仲間募集: 俳句に興味のある方、俳句は初めての方も歓迎です。ご連絡下さい
鈴木一広(Kazuhiro Suzuki)Email:ka.yariho3182@gmail.com