シャーロット俳句勉強会 – 7月度作品抄  2021

 

日本の熱海の土砂災害で世界の方々からお見舞いが届きました。

やはりを実情と実態をお知らせする必要を感じました。熱海の中心部から山ひとつ離れた郊外での土壌崩壊の話です。富士噴火の溶岩で出来た強固な土地への違法な瓦礫を含む大量の盛り土崩落です。

熱海に自然災害は起こっておらず明らかな人災でした。更に熱海市の不幸は報道等の曖昧さで災害が熱海市の中心部のという印象を与え、熱海の街はコロナ過の時を越す寂しい街になっています。

今の熱海は人災と風評被害に泣いているが実態です。市民一同被災者救済に全力を挙げています。又外部からの支援も活発です。それは正に感動物です。熱海は必ず必ず立ち直ります。

現代の世に人災と風評被害は本当の敵なのかも知れません、自然を守り自然に癒されている我々俳句仲間こそ支援の支えになりたいと思います。

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7月の作品抄ですー 

プロ棋士の扇子止まるや絶妙手    清裕

全長を見せたる蛇の潔さ       清裕

胸に落つ寝苦しき夜の団扇かな    清裕

落雷に浮かぶ稜線闇の空       千恵

サングラススター気取りで子のポーズ 千恵

夏山や蹄の響きと鳥の声       千恵

麦秋やオリンピックに実りあれ    美幸

稲妻の走るは今宵の空のショー    美幸

乱れ咲く建国の日の花火かな     美幸

夕立の止みて涙の晴れるごと     淳子

ハンカチの白より白き梅雨の蝶    淳子

背伸びする毎に玉解く芭蕉かな    淳子

亀の子の右往左往と交差点      敬子

黒南風や磯の香運ぶ旅の宿      敬子

苦々しまた洗濯や大夕立       敬子

白南風や愛艇の名はParadise    かずみ

年金の申請終へて生ビール     かずみ

納骨の涙隠すのサングラス     かずみ

窓の外小鹿鳴く声夜の更けて    イサ子

すぐ飽きて右手左手子の団扇    イサ子

短夜や寝返りばかりで明けを知り  イサ子

July 4th あちらこちらと鳴る花火     美和子

熱帯夜犬も寝言で目覚めけり       美和子

朝涼に五つ数への 深呼吸        美和子

白南風や行列長き直売所       モトコ

大花火猫は隠れる天袋        モトコ

持ち帰るインドカレーや土用凪    モトコ

青畳の匂い嬉しや風炉茶飲む     桜子

常しえの友情はぐくむ砂日傘     桜子

旅初日土産買い足す星涼し      桜子

梅雨の日々心にも又雨の雲      百々代

島々を浮き上がらせて夏霞      百々代

お出かけの前のマニキュア古団扇   百々代

眩しさに一寸お洒落なサングラス   澄江

山青葉狼煙のごとく雲立てり     澄江

昼目覚朝か昼かと微睡みぬ      澄江

蟻と蟻出会頭の立ち話        一広

静けさに蛍の呼応聞こえさう     一広

重たげな牛の鳴き声麦の秋       一広

お仲間募集: 俳句に興味のある方、俳句は初めての方も歓迎です。ご連絡下さい。

鈴木一広(Kazuhiro Suzuki)Email:ka.yariho3182@gmail.com