シャーロット俳句勉強会 -6月度作品抄 2023

日本は鬱陶しい梅雨の季節。こちらシャーロットには梅雨の季節はありませんが、今年は日本の梅雨を思わせるような天気が続きました。

そんな中、我が家ではピンク色の紫陽花を2株買い、玄関先に植えてみました。幸いにも恵の雨で装飾花がどんどん増え、玄関を明るくしてくれています。鬱陶しい梅雨も、紫陽花には喜びの季節なのでしょう。ピンク色を楽しむ毎日です。紫陽花の別名は七変化、さて我が家の庭でどんな色に変って行くのか?をみるのも楽しみです。            美和子

いくらでも水気ほしげに紫陽花は  細身綾子

6月度の作品抄です

屋久島は近くも遠し卯波立つ      清裕

桑の実や幼き頃に味覚え        清裕

明け早し庭仕事はや半ば終へ      清裕

宵待ちの月花美人や天を指し      千恵

白服の女性が目立つ通勤路       千恵

けたたまし屋根打つ音か雹の玉     千恵

花の寺坂埋め尽くす四葩かな      美幸

子と見上ぐ凱旋門の梅雨夕焼      美幸

海の日の旅は海ぞよ里の海       美幸

田植え機も一服水面の吾も雲も     敬子

ホットケーキ分け合う父と父の日や   敬子

うたたねは遠き夏夜の波枕       敬子

新品のシーツの張りや夏の月     美和子

生き生きと四葩明るき雨の中     美和子

夏休み部活帰りの喫茶店       美和子

シャーベット小さきスプンで崩す吾子 イサ子

誤って飛び込む浅瀬海開き      イサ子

腕まくら波の音聞く夏休み      イサ子

信濃路や雲海を抜く峰遥か       澄江

産土の姿よいずこ夏霞         澄江

高原に突如現る夏館          澄江

急ぐでも無き人生よ走馬灯       一広

ほろ酔ひのグラスの先の遠花火     一広

語らふは全て思ひ出山開き       一広

お仲間募集: 俳句に興味のある方、俳句は初めての方も歓迎です。ご連絡下さい。会費、入会費は無料です。

鈴木一広(Kazuhiro Suzuki)Email:ka.yariho3182@gmail.com