日本は鬱陶しい梅雨の季節。こちらシャーロットには梅雨の季節はありませんが、今年は日本の梅雨を思わせるような天気が続きました。
そんな中、我が家ではピンク色の紫陽花を2株買い、玄関先に植えてみました。幸いにも恵の雨で装飾花がどんどん増え、玄関を明るくしてくれています。鬱陶しい梅雨も、紫陽花には喜びの季節なのでしょう。ピンク色を楽しむ毎日です。紫陽花の別名は七変化、さて我が家の庭でどんな色に変って行くのか?をみるのも楽しみです。 美和子
いくらでも水気ほしげに紫陽花は 細身綾子
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6月度の作品抄です
屋久島は近くも遠し卯波立つ 清裕
桑の実や幼き頃に味覚え 清裕
明け早し庭仕事はや半ば終へ 清裕
宵待ちの月花美人や天を指し 千恵
白服の女性が目立つ通勤路 千恵
けたたまし屋根打つ音か雹の玉 千恵
花の寺坂埋め尽くす四葩かな 美幸
子と見上ぐ凱旋門の梅雨夕焼 美幸
海の日の旅は海ぞよ里の海 美幸
田植え機も一服水面の吾も雲も 敬子
ホットケーキ分け合う父と父の日や 敬子
うたたねは遠き夏夜の波枕 敬子
新品のシーツの張りや夏の月 美和子
生き生きと四葩明るき雨の中 美和子
夏休み部活帰りの喫茶店 美和子
シャーベット小さきスプンで崩す吾子 イサ子
誤って飛び込む浅瀬海開き イサ子
腕まくら波の音聞く夏休み イサ子
信濃路や雲海を抜く峰遥か 澄江
産土の姿よいずこ夏霞 澄江
高原に突如現る夏館 澄江
急ぐでも無き人生よ走馬灯 一広
ほろ酔ひのグラスの先の遠花火 一広
語らふは全て思ひ出山開き 一広
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鈴木一広(Kazuhiro Suzuki)Email:ka.yariho3182@gmail.com