先週ノースカロライナ平野部でも積雪がありました。皆さん、風邪などひいていませんか?
シャーロット俳句勉強会より、今月の作品集のご紹介です。
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二月をさりげなくと詠われた友人の句が俳誌で巻頭をとられた。
確かに華やかな一月や三月に比べ二月は何とも地味な月です。
そこで二月の出来事を見直したところ、堀部安兵衛、高田の馬場
の決闘があります。講談等で喧嘩安兵衛、飲んべ安と言われたが、
誠は文武に秀でた好青年だったようです。赤穂義士には文武に優
れ、俳句にも優れた人が多かったのも嬉しい事です。
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―2月の作品抄ですー
病院のカフェの常連冬パジャマ 清裕
午後の点滴冬陽を受けて滴れり 清裕
退院の許しの知らせ初景色 清裕
冬空や郷発つ人の機の重き 千恵
波刻む陽のきらめきや春の暮 千恵
豆を打つ鬼の面にも嬰笑ひ 千恵
春の雪裾の乱れを恥じながら 美幸
春うらら懐かしき地の風優し 美幸
賑やかな声続きをり梅月夜 美幸
琴線に響く音色や初稽古 淳子
主無き庭に程よき雪化粧 淳子
桜餅頬張る父の肩薄し 淳子
うぐいすと覚しき声に押すボタン 敬子
幼木といへど紅梅香の誇り 敬子
春風やダイヤのやうに水面揺れ 敬子
鳥雲やイカロスの夢つれて行く かずみ
蕨餅黒蜜きな粉とおりあはず かずみ
机から弾ける子らや牡丹雪 かずみ
春待つや断捨離後の壁の跡 恵利奈
バレンタイン今はひとりのチョコレート 恵利奈
春寒し給油キャップの空回り 恵利奈
春の風届く便りは友逝きし イサ子
春めきて路上に声の賑はひぬ イサ子
春帽子乙女心を残しまま イサ子
蒲団干す廊下に春の陽の香立つ 美和子
教室に湯気さかんなるやかん置く 美和子
日脚伸ぶ新成人の影長し 美和子
付け睫毛何か気になる春疾風 由美
拭き上げる春泥黒のハイヒール 由美
デイトレーダーお茶は濃い目の目借時 由美
鬼やらひ鬼の親子の英会話 モトコ
梅一輪ついと色めく獣道 モトコ
夫の焼くフランスパンや春の風 モトコ
石庭のさざ波浮きぬ初明り 一広
老犬の尾を振る力礼者かな 一広
山姥は達者と告げよ雪解川 一広
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お仲間募集: 俳句に興味のある方、俳句は初めての方も歓迎です。下記迄ご連絡下さい。
鈴木一広(Kazuhiro Suzuki)Email:ka.yariho3182@gmail.com