一休みやがて熟睡藤寝椅子 清裕
新涼や仕舞い忘れた旅かばん 美幸
帰ります父へ帰省のメール打つ 美幸
星月夜若い2人の里帰り 美幸
盂蘭盆や近づく父母か宵の風 千恵
利酒の梅酒いつしか母のもの 千恵
秋風に誘はれ命又ひとつ 千恵
秋声や誘はるるまま箏弾けり 淳子
誰もかも急かるる山の稲びかり 淳子
金柑のまだ青きこと小さきこと 淳子
登りきてなほ高く在る天の川 敬子
灯の絶えし炭坑跡の草いきれ 敬子
立ちのぼる茹でるオクラの青臭き 敬子
シャワーにて一気に飛ばす40度 きなこ
橋二つ越えて初秋や旅枕 きなこ
生きる糧帰化せし娘にはぬかご飯 きなこ
今日からは秋と言ふ名の風になり イサ子
花圃の水留守を託され汲みにけり イサ子
エンジンの音に気付かぬ蜻蛉かな イサ子
ひいふうが言へてご褒美栗おこわ かずみ
お地蔵のお顔も歪む残暑かな かずみ
秋雨や予定未定の予定帳 かずみ
絵本読む父やさしきや秋の声 桜子
一面の葡萄畑や移民の地 桜子
初秋や夫は喜寿の晴れ着にて 桜子
秋立つや船の引き波静かなり 恵利奈
かぶりつく西瓜も人も多種多様 恵利奈
山道のけもの弔ふ法師蝉 恵利奈
新米や笑顔の皆で噛みしむる 美和子
流れ星いつもと同じ願ひ込め 美和子
梨をもぐ皆いちやうに背を屈め 美和子
遠雷やまたもどよめく銃規制 一広
またたきは命のあかし初蛍 一広
かぐや姫隠しおきたしけふの月 一広
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