秋も深まり過ごしやすい日々が続いています。
昨日はお隣から美味しい焼き芋を頂きました。鳴門金時という種類のもので甘みの強いものです。夕食を待ちきれず早速頂いてしまいました。食欲の秋とは良く言ったものです。
私の住まいは一つの階に2軒だけのマンション。お隣さんとは親しくお付き合いをしています。「遠くの親戚より近くの他人」これからも助け合いながら暮らしていけるといいなと思います。
ところで松尾芭蕉のお隣さんってどんな方だったんでしょうね。 美幸
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秋深き隣は何をする人ぞ 芭蕉
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10月の作品抄です
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読みかけを胸に眠りの秋夜長 清裕
愛猫の旅立ち静か秋没日 清裕
みちのくの余震は絶えず秋深む 清裕
足止めて聴き比べてる虫の声 千恵
振り向けば早消えており秋夕焼 千恵
秋暮るるいつしか隣家の音も絶え 千恵
鱗雲裾野を赤く染めあげて 美幸
金木犀束の間友と立ち話 美幸
御供へはあちらこちらの栗の菓子 美幸
カーテンと揺れたくしがみつく飛蝗 敬子
あちこちに鴉群れなす苅田かな 敬子
灯火親し時刻表にて辿る旅 敬子
裏山に松茸採れて籠提げて 美和子
赤い羽根付けて改札背を伸ばし 美和子
引越しの疲れ忘るる初紅葉 美和子
落花生茹でて食むれば千葉の人 桜子
神輿まじかに見下ろす部屋五号棟 桜子
今年もまた届く新米友の味 澄江
青空と尾花の波の箱根山 澄江
金木犀匂ひの中を母見舞ふ 澄江
木犀の香の深み行く夕餉時 一広
転げつつ子らが見つける小さき秋 一広
色変へぬ松や一本の舞扇 一広
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お仲間募集: 俳句に興味のある方、俳句は初めての方も歓迎です。ご連絡下さい。
鈴木一広(Kazuhiro Suzuki)Email:ka.yariho3182@gmail.com
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