先月、3年ぶりに故郷の海を見ました。
私の故郷はいわゆる湘南海岸と呼ばれている神奈川県の茅ヶ崎です。
天気の良い日は、左手に江ノ島、正面に烏帽子岩、そして右手には富士山を眺めることも出来、絶景です。
浜には釣り人、犬連れの人、海にはサーファー、この海を楽しむ人々が大勢います。この景色を見ると、日本に帰って来たなと心が和みます。
この大好きな海の景色を見ていると、日本に帰りたくなってしまいます。 - 美和子
戻り来て瀬戸の夏海絵の如し 高浜虚子
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7月の作品抄です
魚の目の痛み和らぐ素足かな 清裕
短冊はひらがなだけの星祭り 清裕
立葵いつしか子らを見おろして 清裕
父のやう頭を上げて平泳ぎ 千恵
冷やし西瓜皮際までもかぶりつく 千恵
草いきれすつと横切る猫の影 千恵
父のそば湧く蝉時雨指定席 美幸
サイダーを飲み干し思ふ父のこと 美幸
百日草百日先に思ひ馳せ 美幸
薄衣母を偲んで断つ仕付け 淳子
やんはりと木漏れ陽揺れる夏座敷 淳子
空蝉や声懐かしく空を見る 淳子
枕元手探りの水熱帯夜 敬子
遠雷に眠れぬ子の背さすりつつ 敬子
父見舞ふ痩せた甚平父見舞ふ 敬子
妹の助手席で見る夏の空 美和子
蕗煮るや味見確かむ姉妹 美和子
夏霞改札口の別れかな 美和子
異国にて数多の体験キャンプかな 桜子
石南花の岩山に座し誇らしげ 桜子
英語にて胡瓜の海苔巻教へけり 桜子
七夕や笹見えぬほど子の願ひ 澄江
神々しブルームーンや小浜島 澄江
病む人に願ひを込めて今日の月 澄江
湯上りの甘菓子我が家の夏の景 祐子
熱帯夜今朝も起こさる枕汗 祐子
雷鳴に転ぶが如き子の走り 祐子
胡瓜揉む手で聞く子らの暮し向き 一広
どんと鳴る裏窓響く川開き 一広
子を寝かすところ風鈴鳴るところ 一広
お仲間募集: 俳句に興味のある方、俳句は初めての方も歓迎です。ご連絡下さい
鈴木一広(Kazuhiro Suzuki)Email:ka.yariho3182@gmail.com