シャーロット俳句勉強会 -6月度作品抄 2024

紫陽花が美しい季節になりました。良く知られている事ですが、“花びらのようなもの”は装飾花で、ガク片が変化したもの。そしてその色は土壌酸度によって青色になったり、ピンクになったりするそうです。本当に不思議で美しく、見る者を楽しませてくれる花です。先日は奈良の明日香村にある「岡寺」で色とりどりの紫陽花を楽しんできました。  美幸

又の名を紫陽花寺と諾へり  稲畑汀子

令和6年6月度の私達の作品抄です

新緑や小さき庭の日々狭し      清裕

解体の埃鎮める梅雨の入り      清裕

今に知るバナナの季語は夏ですと   清裕

紫陽花や今や華やぐフォルムなり   千恵

汗じわりそれも良きものカレーかな  千恵

サングラス外し確かむ海の碧     千恵

夾竹桃揺れて甘き香漂ひて      美幸

おづおづと足を入れる子水遊び    美幸

京の旅今も懐かし鱧料理       美幸

梅雨曇り術後の視野へ柔らかく    敬子

入院前少し深めに枝払ふ       敬子

甲冑は先祖伝来野馬祭        敬子

水滴の付いたコップの冷麦茶    美和子

籐枕小さき鼾の祖母に添ひ     美和子

鈴蘭や剪つて供へて合はせる手   美和子

ストレッチ硬い身体で汗をかく   イサ子

ふるさとのはずむ話しに夏の風   イサ子

横文字に眠けさそはる夏の午後」  イサ子

産土の水清きかな蛍狩        澄江

梅雨入りを惑ふ昨今気象庁      澄江

紫蘇の葉の脇役なれど食の締め    澄江

鳴き砂のなんと静かや白夜なる    一広

うずうずとたかんなの土今朝の雨   一広

今一歩妻の手を引く片かげり     一広

お仲間募集: 俳句に興味のある方、俳句は初めての方も歓迎です。ご連絡下さい。会費、入会費は無料です。心新たに勉学に励みましょう!

 鈴木一広(Kazuhiro Suzuki)Email:ka.yariho3182@gmail.com