初日の出を愛でる。
日本には「初日の出」を拝むという習慣があります。初日の出が昇ると同時に、年神様が光現れると信じられ、初日の出を拝む事はその年の豊作や幸せを祈るという事だといいます。そんな日本の習慣を大西洋の海で出来たらと、年末年始ビーチへ行きました。前日は土砂降りの雨でしたが、元旦の朝はそれは美しい初日の出を見る事が出来、感慨もひとしおでした。
今年は何か良い事があると期待して、、、
美和子
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~ 海底に藻の色顕ちて初日の出 桂 信子 ~
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1月の作品抄です
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初春や何やら楽し八十路行く 清裕
この国はやはり良いねと三が日 清裕
たい焼きの餡子どこまで尻尾押し 清裕
餅焼けばだつことせがむ幼な声 千恵
咳込みて泣き顔の子を抱きにけり 千恵
屠蘇祝ふ一族郎党揃ひけり 千恵
冬木の芽力の限り空へ向け 美幸
薄氷をタップに似せて踏むをさな 美幸
初茜水面を染めて世を染めて 美幸
初売りや早や蒲鉾は売り切れや 敬子
隔離明け家族揃ひの初笑い 敬子
餅つきや笑顔掛け声天をつく 敬子
桟橋の先に広がる初茜 美和子
静けさにただ波の音お元日 美和子
海岸の二日の空やこの青さ 美和子
臘梅の雨天の景に色の冴ゆ 桜子
高笑ひの会話につられ初笑 桜子
窓越しに先ず飛び込むや雪の富士 澄江
どんど焼き田んぼの中の火の柱 澄江
冬雲や何故かむなしい今朝の空 澄江
主の去ぬ庭にいつもの帰り花 一広
歌留多会こゑ研ぎ澄ます恋の札 一広
をさな手に父が握らすいかのぼり 一広
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鈴木一広(Kazuhiro Suzuki)Email:ka.yariho3182@gmail.com