シャーロット俳句勉強会―7月度作品抄

まだまだ暑い日が続いておりますが皆様はいかがお過ごしでしょうか?

今月も真夏にふさわしい俳句が届いております。

―作品抄―

星祭願ひて重し笹たわむ          清裕

山の端に花火の音や里しのぶ        美幸

雪渓のまだら模様や山高し         美幸

古き友見送る帰路の送り梅雨        美幸

涼風や夕陽の染みゆく信濃川        千恵

夜明け待ちこぞりて向かふ蓮の園      千恵

蓮見船しばし浄土を見る思ひ        千恵

吾こそは高く高くと夏の雲         淳子

病葉や何故に急ぐか我が友よ        淳子

夏の午後アザラシの背の眩しかり      淳子

寸断の道にも茂る花空木          敬子

おつかれと鰻ではづむリユニオン      敬子

踏み入れど畦に居座る雨蛙         敬子

初蛍しばし点滅観てゐたり        きなこ

もめ事の消え入る午後やそのひぐさ    きなこ

裏方に徹して我の夏終る         きなこ

境内の子等と大亀夏祭          イサ子

涼風に出会ふ街角朝の道         イサ子

街灯も消さんばかりや男梅雨       イサ子

母と子のひそひそ話ハンモック      かずみ

波聞いて務め律儀に浜日傘        かずみ

少年の花火見上げる喉ぼとけ       かずみ

夏雪の民家を守る命綱          桜子

見晴るかす移民の汗の葡萄畑       桜子

灼熱の砂丘や夏の一歩とす        桜子

人だかる発着乱す男梅雨         恵利奈

雪駄の音日傘の中を力士来る       恵利奈

ふたりしてこっそり摘まんだ桑いちご   恵利奈

夏の浜ゆるりと君と吾と犬と       美和子

蛍火の小さき光星のごと         美和子

白龍となり夏雲の天を指す        美和子

父の日や父のさしさ今もなほ        一広

銃規制なにをいまさらはたた神       一広

馬選ぶ考妣を託す茄子の艶         一広

俳句勉強会へのいざない!

人間の機能の中で年齢に関係なく訓練で成長するのは筋肉と脳と言われています。新しいことで脳は活性化、成長いたします。脳の老化を防ぐ俳句が注目されています。俳句の経験のない方、初心者の方の入会を特に歓迎致します。会費は無料です。ご興味のある方は以下のメールアドレスにご連絡頂くか、月3句をお送り頂くことで会員となれます。ご参加をお待ちしています。

お問い合わせ先:KAZU SUZUKI
<ka.yariho3182@gmail.com>