海に山にと夏は楽しみが多い。1868年江戸が東京と改称され、日本の近代化が進む。
そんな中1892年イギリス人のウェストンが槍ヶ岳に立ち「日本アルプス」を世界に紹介、日本にアルピニズムを育てました。でも、日本ではその50年も前に修行僧 播竜上人が槍の頂点に立っています。
日本の登山は欧州のスポーツとは違い山岳信仰から始まっています。
民謡。安曇節の「岳の黒百合咲出す頃は安曇娘も日に焼ける」と民衆には早くから山に親しみ敬愛する心が備わっているのです。 一広
いつ見ても富士はやさしき夏の山 ~木村 享史
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7月度の作品抄です
大人びる幼ななじみの藍浴衣 清裕
咲き上がる目線高さに立葵 清裕
麦秋のきらめき遥か麓まで 清裕
魅せらるる声を頼りに夏の森 千恵
白馬岳たて髪撫づる夏の風 千恵
飛び跳ねる子も甚平もアンパンマン 千恵
大正池蒼き水面を雲の峰 美幸
夏山や地鳴きの続く朝の森 美幸
山の宿山の馳走と藍浴衣 美幸
直明けの動悸高める溽暑かな 敬子
薄衣に本心包み果たす役 敬子
手入れ良き病臥の浴衣柔らかし 敬子
甚平の父縁側の一人囲碁 美和子
蝉鳴けりオペの結果を待つ夕べ 美和子
森の中蛍舞ふ夜の華やかさ 美和子
カラフルな浴衣似合ふとはしゃぐ娘ら イサ子
ドラマより小さきなれど夏の花 イサ子
老いてなほ新しきこと学ぶ夏 イサ子
花菖蒲池畔間近に来てをりぬ 桜子
配膳の職の誇りの花菖蒲 桜子
浴衣着て幸せいっぱい留学生 桜子
遠き日の浴衣姿よ母も居て 澄江
星ひとつかすかに浮かぶ白夜かな 澄江
をちこちに通行止めて夏祭り 澄江
ハンカチの木の花揺らぐ日暮れまで 一広
今朝の空早やかき回す今年竹 一広
片陰を消して行くかに伐採機 一広
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鈴木一広(Kazuhiro Suzuki)Email:ka.yariho3182@gmail.com