シャーロット俳句勉強会 ‐11月度作品抄 2024

11月1日は、10月31日のハロウィーンに続いて、メキシコの”死者の日“です。

“リメンバーミー”でお馴染みのマリーゴールドの花が町を彩ります。メキシコ原産のこの花は、その黄色い色から“太陽”と見なされ、死者の日の祭壇のお供えとして昔々から使われて来ました。マリーゴールドは、“生”と“死”の象徴であり、死者が自分の家に迷わず帰って来れるように花びらで道を作ります。

我が家では、今年もパティオで大輪のマリーゴールドが太陽のように明るく咲いています。 千恵

  深秋の奉教死者のミサの燭  影山筍吉

令和6年8月度の私達の作品抄です

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短さを嘆く挨拶秋惜しむ      清裕

立冬や明るさ増した常夜灯     清裕

早々と秋の去り行く温暖化     清裕

秋惜しむ汽笛も別れ惜しむやう   千恵

隙間風ぴゆうと聞こへて振り向けり 千恵

裏藪の雀も着膨れしてをりぬ    千恵

初時雨追はれるやうに旅支度    美幸

冬めくや箪笥の奥の奥までも    美幸

その音は銀杏落葉の降る音や    美幸

肌寒や供への水も朝餉にも     敬子

参拝後ペコちゃんに行く七五三   敬子

ひとり暮らしひとり炬燵をポチる夜 敬子

電波なし自然の命春を呼ぶ        美和子

息白し赤きキャニオンそそり立ち  美和子

我を張らず生きてみたきや木の葉髪 美和子

真夜中の梟の声おそろしき         イサコ

小春日や散歩も歩幅になる夕べ       イサコ

変はりなき日々を願ひつ日記買ふ   イサコ

落ち葉散るだけにも泣ける朝もあり   一広

裏庭の竹の騒めき寒四郎        一広

どよめきは赤富士やと言ふ彼方より    一広

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鈴木一広(Kazuhiro Suzuki)Email:ka.yariho3182@gmail.com