サザンブリッジ主催
『シーグローブ陶芸教室&ツアー』のご案内です。
有名な信楽焼の日本人陶芸家が、ここノースカロライナに住みながら
世界に作品を発信していることをご存知ですか?
陶芸家の柴田ご夫妻を訪ねて新しいノースカロライナを発見してみませんか?
シーグローブ陶芸教室&ツアー
~ノースカロライナ在住日本人陶芸家ご夫妻を訪ねて~
ツアー内容:
日時 9月20日(木曜日)
午前8時45分 サザンブリッジオフィス前集合
午前8時50分 出発
午前10時15分 スタジオTOUYA (陶家)到着、スタジオ、窯、ギャラリーの案内、陶芸教室
(スタジオTOUYA (陶家)の柴田さんからのコメント)
多分制作に1時間ほどしか取れないと思うので、簡単なお湯のみかお茶碗(抹茶碗でもOK)を手捻りで制作していただきます。10月に何度か窯を焚くので、それに入れることができます。薪窯だと、降りものがしたり、生地の厚みの不均一や乾燥に寄るひび、ザラザラの質感や器の色が暗いなどの、予測できないハプニングもあります。でもノースカロライナ州産の土、日本人の陶芸教室、和食器制作、薪窯焼成、と普通のアートセンターや陶芸スタジオでは出来ない、面白い作品制作になると思います。
午後12時 お昼ごはん(お弁当持参)
午後1時 ベンオーウェンさん工房、またはジャグタウン工房
午後2時 ノースカロライナポタリーセンター
午後3時 スターワークス視察(セラミックス、陶芸スタジオ、吹きガラススタジオ、ギャラリー、カフェ)(カフェでは美味しいエスプレッソやカプチーノ、チャイ、そして地ビールがお手軽な値段で楽しめます)
4時ごろに出発すれば
帰りは5時半ごろになると思います。
参加費用:
陶芸教室&ツアーに参加する方 $50/ person&お弁当持参
陶芸ツアーのみ参加の方 $20/ person & お弁当持参
センターへの入場料や陶芸教室
(薪窯焼成なので焼成費がかかり、焼けた後の作品の発送費もこの費用に含まれています。)
*車を乗り合いで行かれる方は、それぞれの車でガソリン代などはシェアしてください。
参加ご希望の方は
サザンブリッジ事務局までメール、もしくはお電話でお願いいたします。
919-830-7130
陶芸教室&ツアー 定員10名
陶芸ツアーのみ 定員特になし
陶芸教室の方は定員に達し次第、締め切らせていただきます。
********ノースカロライナ州シーグローブについて*********
ノースカロライナ州シーグローブは、アメリカで最も大きな陶芸の町で、約100軒の陶芸スタジオが町内にあり、生活用陶器を作って生計を立てている、全米でもとても珍しい陶芸コミュニティーです。ヨーロッパからの移民がこの土地に移り住み、陶器を作るのに適した土を発見してから、シーグローブでは数百年間絶えず陶器作りが行われてきました。当時の陶芸家たちは半農半陶の暮らしで、生きるために生活に必要な陶器を作るというスタイルでした。またムーンシャインと呼ばれる密造酒の歴史とも深いつながりがあり、手製のウィスキーを詰めるためのジャグをたくさん生産し、その名残で「フェイスジャグ」と呼ばれる恐い顔が着いた陶製ジャグを今でも作る陶芸家がたくさんいます。グラウンドホッグ窯と呼ばれる薪窯を使い、焼成終了近くに塩を窯の中に投げ入れる「塩釉」という方法で、作品の色に変化を出したりします。シーグローブ出身や近隣の町出身の陶芸家だけではなく、州外や国外からも、陶芸制作のためにシーグローブに移り住む陶芸家が近年増えて来ています。伝統的な薪窯だけではなく、それぞれのスタジオや陶芸家たちは、ガス窯や電気窯で様々なスタイルの陶芸作品を制作しています。シーグローブダウンタウンにはノースカロライナポタリーセンターという、陶芸専門の美術館があり、年に数回の企画展と、常設展にて、ノースカロライナ州全域の陶芸家の作品を展示しています。
********ノースカロライナ州シーグローブ在住の陶芸家、柴田拓郎と柴田日登美について*********
スタジオ陶家は、信楽で陶芸家として活動していた柴田拓郎と柴田日登美が立ち上げた陶芸スタジオで、シーグローブの歴史地区にあります。ノースカロライナ州内で産出する粘土や土を使い、シンプルで使いやすい陶器を作り、自分たちで築窯した薪窯で、数日間掛けて焼成しています。
https://www.facebook.com/StudioTouya/
柴田拓郎は、1996年に同志社大学工学部(応用化学科)を卒業した後、信楽町にある谷寛窯・夢工房を主催する谷井芳山氏に弟子入りし、手作りの食器や花器を作る仕事をしながら、自分の作品を作り発表していました。2001年にアメリカ合衆国マサチューセッツ州ニューベッドフォード市に移り、地元の陶芸家がシェアするスタジオで制作活動を続けました。2003年にバージニア州のカブクリーク陶芸スタジオのレジデンシーアーティストとなり、約半年間制作活動をして、その後信楽に帰りました。滋賀県立陶芸の森のスタジオ指導員として日本人だけではなく海外からの陶芸アーティストの制作をサポートしました。2005年にスターワークス・セラミックスのディレクターとして事業を立ち上げ、陶芸材料の研究とリサーチ、ノースカロライナ産原土を用いた陶芸用粘土の開発と製造、また陶芸家や学校への材料の販売とテクニカルサポートなどを行う陶芸ビジネスを運営しています。日本、アメリカ、そしてイギリスにて陶芸展覧会を開催したり、またワークショップ、レクチャーなどで多くのアートセンターや大学教育機関で陶芸教育活動も行っています。
柴田日登美は、1994年に岡山大学教育学部特美(工芸)を卒業、1996年に同大学教育学研究科美術教育(陶芸)を修了し、その後滋賀県立陶芸の森のレジデンシーアーティストとして1年間在籍しました。修了後は信楽町内の陶芸工房に勤務し、陶芸家として仕事をしていました。1998年に柴田拓郎と結婚。2001年にロータリー財団国際親善奨学生としてアメリカ合衆国マサチューセッツ州立大学ダートマス校に留学し、大学院にてアメリカの陶芸教育を学びました。プログラム終了後は、拓郎と同じくバージニア州にあるカブクリーク陶芸スタジオにて半年間陶芸制作プログラムを行い、その後信楽に帰りました。滋賀県工業技術センター信楽窯業試験場にてリサーチアシスタントとして、様々な陶芸原料のリサーチを行いました。2005年に拓郎のスターワークス・セラミックス立ち上げに伴い、陶芸の町ノースカロライナ州シーグローブに来ました。2005年8月から2年間、シーグローブにあるノースカロライナポタリーセンターのレジデンシーアーティストとして、陶芸美術館の運営、陶芸スタジオでの教育活動などに従事しました。2006年には大和基金の小額助成金を受けて、イギリスの薪窯焼成のリサーチを行いました。2007年からは現在の住所で、陶芸制作、薪窯の築窯と焼成、毎週土曜日にギャラリーを開けて作品の販売を行いながら、ノースカロライナ生まれ育ちの子供2人を育てています。2018年には国際陶芸アカデミーの会員として、国際陶芸展への作品発表を積極的に行っています。
http://www.aic-iac.org/en/member/hitomi-shibata/
お申込み、お問い合わせは
919-830-7130
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SBIスタッフ
Southern Bridge International, Inc. (SBI)
110 Pheasant Wood Ct. Suite C
Tel: (919) 830-7130