シャーロット俳句勉強会―11月度作品抄 ‐ 2020

季節の流れは速い、もう11月、その月々の暦を返りみるのも楽しい。冬を前にした静かな季節ですが、日本の11月は賑やかで希望に満ちた出来事に溢れています。 明治の日本はいち早く太陽暦を取り入れています。華やかな鹿鳴館開館も、歌舞伎座も日本初の私鉄設立や幼稚園のはじまり。そして戦後わずか4年にして湯川博士が日本初のノーベル賞を受賞したのも11月。 文学では日本ペンクラブ創立、当用漢字発表、明治13年に文部省はピアノ11台購入と11月の日本は近代化に向けて輝かしく突き進んできた歴史の月なのです。 我々も俳句でこの美しい秋から冬への季節を詠い続けましょう。 野ざらしを心に風のしむ身かな   芭蕉

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11/11(Wed) PREGO CLUB★11月のオンライン開催

産前産後の交流会PREGO CLUB(プレゴクラブ)を今月もオンラインで開催します。 オンライン会議zoomを使って、出産や産後に関する情報交換やお友達作りしませんか? ご参加希望の方はぜひお早めにお申し込みください。 また、もし周りに妊婦さんや産後間もない方がいらっしゃいましたら、このメールをぜひ転送いただければうれしいです。

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シャーロット俳句勉強会―10月度作品抄  2020

秋です。気候に恵まれ過ごしやすい季節なのに、何故かさみしい思いが先に立ちます。俳句にもさみしい句が目立ちます。特に「秋風」がいけません。秋風と言うだけでもう清々しいと言うよりも直ぐさみしさが出てしまいます。どうも寒さに向かうことがさみしさを誘うようです。 天気もそう、雨になると天気が悪い、天気がくずれますと表現します。雨不足で天に雨を祈る我々、一方、雨には天気予報士さえも天気は悪化と言います。 「雨雨降れ降れ母さんが蛇の目でお迎え♪」うれしいですよね 雨も風も月も星も、おいしい果物もいっぱいの秋を楽しく詠いましょう。

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10/25(Sun)チャペルヒル・ダーラム日本人会主催*掘り出し物広場開催のお知らせ(10月25日) /Morrisville,NC

コロナウィルスが終息する気配が見えない中、ノースカロライナはフェーズ3に入りました。それでも、多くの方が密集するイベントを開催することはできず、残念ながら秋のピクニックも見送ることになりました。皆さんの中には、お互いの元気な姿を見たいという思いが募る方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

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シャーロット俳句勉強会 -9月度作品抄 2020 

九月、俳人正岡子規が生まれ、そして亡くなった月、九月は別名長月、菊月、紅葉月等と呼ばれ俳句には欠かせない月である。 子規はほととぎすの別名、子規本人が結核で血を吐くが、「鳴いて血を吐くほととぎす」にちなんで自らの雅号とした。 一方、面白いのはスポーツに余り興味を示さなかった彼が野球にはのめり込んだ。並大抵の趣味ではなく選手でもあり、近代野球界へも貢献している。 野球という言葉自体が彼の本名。升(のぼる)すなわち、日本語の野球の語源「野の球(ボール)」からきているのだ。彼は生涯54もの俳号を持つが、その中に盟友の漱石や野球もある。 短い生涯を病の床で過ごしながら、俳句に近代文学としての地位を確立して逝った子規、34歳。 糸瓜咲いて痰のつまりし仏かな  1902年9月19日  子規逝く 糸瓜の水は痰きりに効く。子規の忌を糸瓜忌とも言う。

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