シャーロット俳句勉強会―11月度作品抄 ‐ 2020
季節の流れは速い、もう11月、その月々の暦を返りみるのも楽しい。冬を前にした静かな季節ですが、日本の11月は賑やかで希望に満ちた出来事に溢れています。 明治の日本はいち早く太陽暦を取り入れています。華やかな鹿鳴館開館も、歌舞伎座も日本初の私鉄設立や幼稚園のはじまり。そして戦後わずか4年にして湯川博士が日本初のノーベル賞を受賞したのも11月。 文学では日本ペンクラブ創立、当用漢字発表、明治13年に文部省はピアノ11台購入と11月の日本は近代化に向けて輝かしく突き進んできた歴史の月なのです。 我々も俳句でこの美しい秋から冬への季節を詠い続けましょう。 野ざらしを心に風のしむ身かな 芭蕉
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